コーポレートカード導入事例紹介 株式会社ベリタス2020/11/19

株式会社ベリタスはバイオサイエンス分野の技術商社として、研究用試薬・体外診断薬の輸入販売を行っています。認定特定公益信託日本白血病研究基金設立の発端となった故荻村孝氏が、ベリタス創業者の親族で有った為基金設立に関わり、設立後はその募金・広報をご支援頂いています。

聴き手:NPO法人 白血病研究基金を育てる会 小川 公明

―コーポレートカード導入の経緯―

経理・会計業務の効率化を狙い、以前より市販の販売管理システムと会計システムを導入していました。しかし、清算精算業務には、多額の現金を用意する必要があり、今から見ると非常に煩雑で、ミスの防止に全神経を注ぎ、気苦労を伴っていました。そこで、コーポレートカードの導入を考えるようになりました。その際、真っ先に思いついたのは、白血病研究基金カードを運営してくださっている(株)クレディセゾン様が運営しているコーポレートカードでした。

㈱クレディセゾンビジネス決済推進部に相談したところ現有システムとの接続が可能との見解を得ました。この相談の中で、このコーポレートカードには、利用額に応じて最大0.5%のポイント還元があることが分かりました。 このポイント還元分を日本白血病研究基金へ寄付する仕組を㈱クレディセゾンに作って頂くことができました。

これにより、経理業務の合理化が直接、ベリタスの社会貢献に寄与する仕組みが出来上がりました。

―導入にあたり苦労はありましたか?―

既存システムとの統合は、(株)クレディセゾンビジネス決済推進部の協力がありましたので難しい事は有りませんでした。 しかし、各工程を定義し、作業順序を明らかにするなど時間と手間は多少かかりました。

唯一、苦労したのは、社員全体に正しい使用方法を伝え、運用を安定させることでした。

―どのような効果が得られましたか?―

沢山の効果はありましたが、一番の効果は、現金であふれた清算精算作業からの解放です。このことによりミスも削減でき、作業する担当者の心の落ち着きに寄与したことと思います。
弊社の事業拠点は東京港区浜松町に存在しここから、全国および海外での顧客対応を行っておりますので、出張が非常に多い特徴がございます。コーポレートカード導入により、出張都度の仮払いや、個人での立替が不要になりました。

また、コーポレートカード使用記録がリアルタイムに把握できるため、万一、出張報告書などの失念があっても、速やかに把握できる効果もありました。個人カードに比べて利用限度額が相当大きいので、海外出張でも不便を感じたことはありません。

また、社会的信用が浅い新入社員でも保有することが可能なのはビジネス上有利なことと思います。パーチェシングカードというカード番号のみを発行するクレジットカードがあり、ネットでの会社の消耗品購入や公共料金のような、定期的な支払いが必要な業務もパーチェシングカードを利用することで口座自動引き落としも出来るため日程管理や銀行振込の省略を行うことに余裕が出来ました。なお、採用したコーポレートカードは、年会費は無料でした。

―社会貢献について―

コーポレートカード使用という、ビジネス活動そのものが社会貢献に結び付く仕組みは、「まったく負荷をかけないで出来る社会貢献」と言うこともできます。このことは、社会貢献を末永く継続するための必要条件のようにも思っています。このことによりベリタスの企業価値の向上に貢献できることに喜びを感じる時もあります。

コーポレートカード使用によりたまったポイントは、年単位で日本白血病研究基金へ寄付されます。この寄附金は、個人ホルダーの白血病研究基金カードからの寄付と合算され、日本白血病研究基金研究助成の原資を担っております。


コーポレートカード導入を担当された、管理本部の
角野直斗様(取材に応じて下さいました)、佐渡由香理様


コーポレートカードを頻繁に使用する部署であるバイオサイエンス部の
岡山裕美様、矢代重雄様、大西允禧様

このホームページは、認定特定公益信託 日本白血病研究基金の募金広報活動のため、NPO法人白血病研究基金を育てる会により管理運営されています。